| 1.とんかつの語源 | ||
| とんかつの語源は、フランス語のコートレットに由来する。コートとは、子牛・羊・豚の骨付き背肉(チャップ)、背肉の形にカットした肉のこと。英語では、カットレット(cutlet)である。さらに料理としては、子牛や羊肉の骨付きの切身に、塩、コショウして。コムギ粉・卵黄・パン粉をきせて、バターで両面をキツネ色に焼き上げたものである。 このカットレットが詰まって、日本ではカツレツと呼ぶようになる。福沢諭吉の「華英通語」(1860年[万延元]に、すでに「cutlet−吉列」とある。カツレツには縁起の良い当て字が多い。勝烈・勝列・勝礼津・佳津烈・活列など、カツレツ店は屋号に工夫を凝らした。 明治初期の段階では、見よう見まねで、ビーフやチキンの素材を取り上げて、ビーフカツレツやチキンカツレツを作る。しかし、ビーフカツレツは、すき焼きのようには普及しなかった。後に現れる「ポークカツレツ」こそが「とんかつ」の前身になったもので、ビーフやチキンをポークにかえた、豚肉のカツレツである。1895年(明治40)頃から流行しはじめ、大正期には、三大洋食の一つとなり、庶民の人気を得続けたあと、ついに昭和初年、上野から分厚い肉の「とんかつ」が売り出されるのである。これは、日本語の豚(トン)と英語のカットレットから生まれた造語であり、日本の代表的な洋食になっていく。 とんかつの誕生明治洋食事始め 岡田哲著 より
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| ※ | 合言葉は『とん亭どっと混む!』です |